2008年12月31日

 

 

 今年の鑑賞本数は12月31日午前11時の時点で361本。評価の内訳は○125本、△74本、x162本となり◎は1本もなかった。とはいえ、○作品125本に巡り逢えたことは幸いだった。今回は、これまでのコメントでは触れなかった数作品を紹介したい。


「マイフレンド・イエティ」<EIN YETI ZUM VERLIEBEN>(2001/ドイツ)
 ヒマラヤから連れてこられた雪男"イエティ"と少女の物語)。ほのぼの系が好きな人にはお勧め。ちなみビッグフットを扱った「ハリーとヘンダスン一家」も同じ系統の作品だったが、僕の評価は◎。
「リトル・ミス・サンシャイン」<LITTLE MISS SUNSHINE>(2006/アメリカ)
 家族それぞれが問題を抱え家庭には不協和音が響くが、9歳の娘の美少女コンテストをきっかけに、次第にまとまっていくという僕の好きなロードムービーで、まさに笑いあり涙あり。


「9000マイルの約束」<AS FAR AS MY FEET WILL CARRY ME>(2001/ドイツ)
 実話を基にした重厚な作品。第二次世界大戦終結後、ドイツ人中尉クレメンスはシベリアに抑留される。妻と娘との再会を夢見て収容所から逃亡し、3年の月日をかけ9000マイル=約1万4208キロを歩き続ける。物静かではあるが喜びと誇らしげな表情が滲みでたラストシーンのクレメンスの映像は忘れられない。


「パリ空港の人々」<TOMBES DU CIEL>(1993/フランス)
 それぞれの事情を抱え空港に住み着いている人たちの人生模様と一体感を描いた暖かい気持ちになる作品。期間限定居住が可能ならば、一度は経験してみたい。ちなみに僕は「ターミナル」よりこちらの作品のほうが好み。


「奇跡の歌」LOOKING FOR AN ECHO>(1998/アメリカ)
 仲間って本当にいいですね、といえる、1960年代のアカペラ、ドゥ・ワップ・グループ"ヴィニー&ザ・ドリーマーズ"のおじさんたちの大人の友情物語。構成といい音楽といい文句なし。


「この胸のときめき」<RETURN TO ME>(1994/アメリカ)
 妻の臓器移植を決意した建築デザイナーと、その臓器を移植された女性との偶然の出会いによって生まれる二人の葛藤と断ち切れない想い。そんな大人の恋を描いた物語。


「ハートブレイカー」<HEARTBREAKERS>(2001/アメリカ 母娘でコンビを組み結婚詐欺を繰り返してきたが、娘のひとり立ち宣言で、母娘ともに"愛より断然お金"思考に変化が生じるラブコメ。主演のジェニファー・ラヴ・ヒューイットに仕組まれたら誰でもだまされる。


「ウォーク・トゥ・リメンバー」<A WALK TO REMEMBER>(2002/アメリカ)
 互いに惹かれていく、人生に対し投げやりな男子高校生ランドンと同級生で優等生のジェイミー。しかし二人が惹かれあったとき、すでにジェイミーは余命数ヶ月。このような作品は多いが、二人の純粋な気持ちが淡々と描かれているだけに、双方への思いがよく伝わってきた作品。「恋とスフレと娘とわたし」の三姉妹の三女役のマンディ・ムーアがジェイミーを演じていたが、両作品とも完全なはまり役で、笑顔がとてもキュートな女優だ。

 コラムを書き終えたので、これから家族4人でボーリングに出かける。話は遡るが11月に仲間3人でボーリングに行き、27年ぶりにハイスコアを更新し238だったので、今日は240を目指したい。11月の仲間3人でのボーリング終了後は、若洲海浜公園に行きバーベキューとビールで盛りあがり、その夜は摂氏10度の中でテントを張り寝袋でお酒を片手にまた盛り上がった。冬のキャンプは人もいなくてなかなか楽しむことができたので、来年もまた実施することに決めている。今日の家族4人でのボーリング終了後は、帰宅し、あと1本映画を観たいと思っている。