1996年1月24日

 今回は予定を変えて、昨年の1995年に観た作品について書いてみたい。
 僕の評価で最高の◎は、「愛と精霊の家」「ルディ 涙のウイニング・ラン」「マイ・フレンド・フォー・エバー」「河童」「告発」「レジェンド・オブ・フォール 果てしなき想い」の6本だった。 

 

愛と精霊の家

メリル・ストリープの静かな抑えた演技に涙を誘われた。
ルディ 涙のウイニング・ラン

自分の夢にひたすら向かっていく青年ルディの、―夢は人生の宝物だ―という台詞に、はっとさせられた。
マイ・フレンド・フォー・エバー

死んでしまう少年の母親を演じていたダイアナ・スカーウィッドの演技は、アカデミー主演女優賞ものだった。彼女が胸ぐらを掴んで怒りを顕にするラストシーンは、母親の悲しみとやるせなさを的確に表現していた。
「河童

親子の絆に胸が熱くなり、
レジェンド・オブ・フォール 果てしなき想い

家族の絆の強さに感銘を、そして、
告発

ケビン・ベーコの迫真の演技に魅了されたのだった。  

 

昨年は総本数219本を観たが、約6割は僕の評価で△とXだった。僕の映画の見方はあまりジャンルを絞らずにランダムに観るためこのような結果が起こりやすい。しかし、実際に観てみないとその作品の良し悪しはわからないので、今後もランダムな見方をしていくだろう。作品につきものの評論はあくまで評論をした人の主観にすぎないのであるから、やはり自分で観て確かめたいと思う。

  ついでに、僕がタイに赴任中の1993年2月から1994年までに観た作品での◎は、
 
1993年

ルームメート

不法侵入

二重告訴

ラスト・ベスト・イヤー

フォーエヴァー・ヤング 時を越えた告白

 

1994年

ジョイ・ラック・クラブ

ホールド・オン・ミー

マイ・ライフ

 

だった。

 1995年に再び話を戻そう。
 今度は僕の評価で○だった作品の中でも印象に残っているものをあげてみたい。 

 

ダリアン 美しき狂気

主演のアリシアが可愛い。当時まだ15歳だったのにもかかわらず

危険な情事

のグレン・クローズを彷彿させる異常な執念を抱いた女の役がやけに板についていた。
ロング・ウォーク・ホーム

僕の大好きなウーピーが人種問題という重いテーマを、メードの役を通して丁寧に演じていた。
白銀に燃えて

強い意志をもって犬ゾリレースに臨む少年の姿に思わず拍手。
激流

メリル・ストリープの今までとは違う役どころと、あの男勝りの太い腕が見所?
遺産相続は命がけ

カーク・ダグラスの元気な姿とラストシーンにニコッ。
薔薇の素顔

ジェーン・マーチの見事な肢体にうっとり。
ネクスト・ドア 隣人を片づけろ!

アメリカだったらありそうな話で、隣人には要注意。余談だが妻の姉がアメリカに住んでいるので人ごとではない。
冷たい夜は死の匂い

バート・レイノルズがこんな役を演じるんですね。
ノーバディーズ・フール

メラニー・グリフィスの豊かなバストが素敵でした。
アポロ11を追いかけて

童心、いつまでも持ち続けていたいものですね。メアリー・スティーンバーゲン、相変わらずこの人らしい役柄が素敵です。なぜかこの人の顔を見ると安心できるんですよね。どうしてでしょうか。
フランケンシュタイン

悲劇を背負い込んだフランケンシュタインを演じるデニーロの演技が、あまりにもリアルだったので観ていて気持ちが重くなってしまった。
心の地図

時として人間は、時代とそのときの流れに翻弄される。
あなたに降る夢

実話ということなので、やはり事実は小説より奇なり。それにしてもブリジット・フォンダはチャーミングだった。
 
 ざっと13本をあげてみた。評価はあくまでも僕個人の主観であるので、もし観ていない作品があれば是非一度、みなさんの主観をもって鑑賞してみてください。
 さあ、今年はどんな映画に出会い、どんな感動が待っているのだろうか。とても楽しみだ。すばらしい映画に出会えることを期待して今日はそろそろ寝ることにしよう。それではみなさんお休みなさい。