1997年1月29日

1997年1月6月に日本で封切られる、又はすでに封切り済み作品で、僕が観たいと思う作品を幾つか紹介したい。これらの作品の中にはタイで上映中のものもあるし、すでに終わってしまったものもある。もちろん作品の良し悪しは観てみないと何ともいえないが、今回は出演者と監督及び作品のあらすじをべ一スにして選んでみた(参考資料はROADSHOW2001.2月号)。
 
Two Bits」(天国の約束)
主演アル・パチーノ。貧困から家族を守るために闘う母、人生の真の価値について教える祖父。1930年代の家族像とともに描く少年の心暖まる成長記。
The Evening Star
ジャック・ニコルソン、シャーリー・マクレーン。最愛の娘の死から15年、3人の孫を女手ひとつで育てたオーロラの、まだまだ続く泣き笑いの人生は「愛と追憶の日々」の続編。
Les Cent et une Nuits」(百一夜)
マルチェロ・マストロヤンニ、ジェーン・バーキン。100歳を迎える伝説の映画監督ムッシュ・シネマを主人公に、スターが実名で登場し、名作もちりばめて映画100年の思いを綴る。
Marvin's Room」(マイ・ルーム)
主演メリル・ストリープ、ダイアン・キートン。母に姉がいることを知らなかった少年が、実は伯母がいて、白血病で骨髄移植が必要と知らされたそのとまどいと、心の移ろいを描く。
マッド・シティ」主演、ダスティー・ホフマン、ジョン・トラポルタ。TV局をクピになった男がリポーターになり、カムパックのため人質犯人をヒーローに仕立てる。マスコミ批判の社会派ドラマ。
ある貴夫入の肖像
ニコール・キッドマン。19世紀、イギリスにやってきたアメリカ女性の愛の遍歴。「ピアノ・レッスン」の監督が映画化。
The Celluloid Closet
主演スーザン・サランドン。スターのインタビュー、名場面の数々、未公開シーンやエピソードなど、ハリウッド映画の100年の歩みと現在を綴る。
Jack
監督フランシス・フォード・コッポラ。主演、ロビン・ウイリアムズ。見た目は40歳だが本当は10歳。遺伝子の異常からピュアな心のまま成長したジャックの世界を、ウイリアムズが笑いと涙で熟演。
Phenomenon
神秘の光を目撃して以来、驚くべき天才に変身したジョージ。周囲に特別視され孤立する中で、愛と人生の真実を見出していく。
The Chamber
主演ジーン・ハックマン。法学部を出たての青年弁護士が担当した人種差別がらみの殺人事件。なんと依頼人は自分の祖父だった。ジョン・グリシャム原作の法廷劇。
Ransom」(身代金)
監督ロン・ハワード。主演、メル・ギプソン。航空業界の大物の息子が誘拐された。だが父親は身代金支払いを拒み、息子救出に乗り出す。ギプソンのリアルさが絶品のサスペンス。
Stephen King's Thinner」(痩せゆく男)
監督スティーブン・キング。あのキングのホラー小説を映画化。135キロの弁護士ビリーが、突然、食べても食べても痩せだした。果たして、何が起こったのか。
One Fine Day Day」(すばらしき日々)
主演ミッシエル・ファイファー。女は建築家、男は新聞コラムニスト。二入が出会って恋に落ちていく日の心埋を克明に追ったラブロマンス。
Adultere(mode d'emploi)」(不倫の公式)
仕事と倦怠のはざまで揺れる夫婦と、その妻に恋した男。スリリングな恋愛模様を24時間の中で描く軽妙辛日なラプストーリー。
The Quiet Room
7歳の少女は両親に見守られ幸せに暮らしていたが、ある日雨親の雛婚を予感し、しゃべらなくなる。子供の心理を鋭く描いた作品。
The Associate
主演ウーピー・ゴールドバーグ、ダイアン・ウィースト。経済界は女性差別があって損だと考えた女性が、架空の男の名前で始めた取引が大成功。ちょっとおかしなウォール街出世物語。
Two Much
メラニー・グリフィス、アントニオ・バンデラス。金持ちで美人だがオツムの弱いベティと、彼女の妹リズ。まったくタイプの違う姉妹のハートを獲得しようと、男は双子になりすます。
The First Wives Club
主演ゴールディー・ホーン、ダイアン・キートン。大学の仲良しトリオが熟女となって再会。そろって夫に裏切られた女たちが復讐に乗り出す。
Father's Day」
主演ロビン・ウィリアムズ、ビリー・クリスタル。ナスターシャ・キンスキー。人生に失敗した男とバリバリの記者が、恋人から家出息子の捜索を頼まれる。自分こそが父親と信じる男が笑いを誘う。
Va'dove ti Porta il Cuore
心のおもむくままに人生のたそがれを迎えた老女が、自分の愛と過去の日々を孫娘への手紙形式で振り返る。
「ロミオ&ジュリエット
シェークスピア不滅のラプストーリーが現代に舞台を移し、新鮮な感覚で蘇った。

 このような作品を観てみたいが、僕が実際これらの作品を観るのはビデオリリースされてからになるので、今年の後半に入ってからになるだろう。パンコクでは映画館に行くまでの時間が惜しいため、映画を映画館で観たことがない。一度くらいは足を運んでみようと思ってはいるのだが。