2016.03.07
ラオスに赴任し4か月が過ぎた。
日本の環境と違う故、映画鑑賞本数もめっきり減ってしまった。この調子だと年間100本観られればいいほうだろう。
今回は2回にわたり、主人公たちが自分の人生を見つめ直し新たなスタートラインに立つ物語を紹介する。
「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」
<CHEF>
2014
アメリカ
監督
ジョン・ファヴロー
主演
ジョン・ファヴロー/ソフィア・ベルガラ
総料理長のカールは腕はいいが職人気質がたたり、メニューにあれこれと口出しするオーナーと対立しロサンジェルスにある一流レストランを首になってしまう。そこで思いついたのが、誰にも気兼ねせず自分の味を作れるバンを改造したフードトラックでのキューバサンドイッチ販売だった。
そのトラックには、友人のマーティン、息子のパーシーが同乗する。これまでは、仕事一筋で息子との関係がしっくりいっていなかった親子だったが、また、奥さんとはそれあ原因で離婚していたが、この移動販売を通して親子の絆と夫婦の愛を取り戻し、かつ、シェフとしての誇りも取り戻していく、マイアミ~ニュー・オリンズ~オースティン~ロサンゼルスまでのハートフルロードムービーだ。
移動販売がうまくいったのは、息子の手助けがあったからこそ。しかし10歳くらいの子どもがSNSを使用したマーケ的な手法を思いつくわけがない。息子が写真とコメントをアップロードしていたのは、ただ父との旅を記録したかったからだ。これまでこんなに長い期間、父と過ごしたことがない息子にとってはかけがえのない時間だったに違いない。
旅の全行程をアップロードした映像には、本当に楽しそうで幸せそうな3人の笑顔があふれていた。
いいですね、こういう旅も。
いつかキャンピングカーを購入しアメリカ全州を3年くらいかけて巡ってみるのも悪くない。アメリカに住んでいる知人の家に突然訪れ、驚いた顔を見るというサプライズ再会もいいかもしれない。