2016.10.07
「傷だらけのふたり」<MAN IN LOVE>
2013/ 韓国
監督:ハン・ドンウク
主演:ファン・ジョンミン/ハン・ヘジン
<概要 amazon>
高利貸しの取立てをしているテイル(ファン・ジョンミン)は、一見粗野で乱暴者だが、実は情に厚いお人よしな一面を併せ持つ。ある日、昏睡状態に陥った男性の借金をその娘で銀行員のホジョン(ハン・ヘジン)に肩代わりさせたテイルだったが、その娘に一目惚れしてしまう。何とか彼女に気に入られたいテイルは、借金を帳消しにする代わり、自分と何度かデートする契約を結ぶ。初めは横暴なテイルに拒絶反応を示していたホジョンだったが、次第にテイルに心を開いていく…。
どこにでもありそうなストーリーなのだが、この主演男優と女優に魅せられたという感じだ。このキャスティングがあったからこそこの作品は生きた気がする。
綴られるシーンにも新鮮味はほとんどないのだが、なぜか最後まで惹かれて観てしまった。特に、どうやってラストを締めるのかと思ったら、意外にもストレートな締め方だった。
かえってその分インパクトがあり、この作品のすべてはこのラストにあると思うほどだった。台詞のないこのシーンは、いつまでも僕の記憶に残るだろう。
ちなみに韓国作品を観るたびに思うのだが、ヤクザを演じている人たちは、本当の稼業の人たちかと思う得るほど怖いしはまっている。この作品の兄貴やチンピラたちもそうだった。
今度、韓国の友人に聞いてみようと思う。