2017.01.15
2016年12月30日から2017年1月2日までの4日間、タイ・バンコクで年末年始を過ごした。タイの正月は4月のソンクランのため、また、暑さが30度を越えているため日本のような正月の雰囲気はない。今回は、1日でバンコク2館の映画館を梯子し3本を観た。
1件目はMBKセンター7階のシネプレックスで「Passengers」。2件目はエカマイ近くのシネプレックスで「The Great Wall」「Assassin's
Creed」を観た。
ラオスに赴任して以来、初めての映画館のためワクワクドキドキで1本目を鑑賞。相変わらずコマーシャルが長く15分強。そして国王を称える映像が流れ、続いて予告編で15分強。コマーシャルが流れてから30分強が過ぎやっと本編が始まった。
「パッセンジャー」<Passengers>
2016/アメリカ
監督:モルテン・ティルドゥム
主演:ジェニファー・ローレンス/クリス・プラット
<概要 Yahoo映画>
20XX年、乗客5000人を乗せた豪華宇宙船アバロン号が、新たなる居住地を目指して地球を出発した。乗客たちは目的地の惑星に到着するまでの120年の間、冬眠装置で眠り続けていたが、エンジニアのジムと作家のオーロラだけが、何故か90年も早く目覚めてしまう。2人は絶望的な状況の中で生き残る方法を模索するうち、互いに惹かれ合っていくが……。
内容を知らずに観た「Passengers」。
僕の評価は○。閉じられた空間で展開される物語は僕好みだ。この作品を楽しめたのは、いわゆる起承転結の構成がきちんとなされていたからだ。中だるみがなかった。時間は進み、未来を彷彿させるラストシーンによって主人公二人の想いがよく描かれている作品だった。
「グレートウォール」<The Great Wall>
2016/アメリカ・中国
監督:チャン・イーモウ
主演:マット・デイモン、アンディーラウ
作品は、万里の長城を舞台にした人間と怪物との戦いが見事なCGで描かれているものだ。
この作品も内容を知らずに観て評価は○。観てから監督がチャン・イーモウと知り、この時点で○をほぼ確信した。と言うのも、僕の評価では彼の作品はほとんどが○だったからだ。
物語の展開は戦闘ものだけに非常に速い。そう感じさせるのはリアルなCGにより展開される戦闘シーンが多かったこともあるが、主人公の極限での都度都度判断が速いため、その分新たな展開が矢継ぎ早に繰り広げられる構成になっていたからだろう。
「アサシン クリード」<ASSASIN'S CREED>
2016/イギリス・フランス・アメリカ・香港
監督:ジャスティン・カーゼル
主演:マイケル・ファスベンダー
なお、最後に観たこの「Assassin's Creed」はxのためコメントなし。
最後の作品を観終わり外に出たときには時計の針はすでに20時を回っていた。それからホテルの近くにあるレストランまで歩きビールと焼肉を堪能した。
久々の3本梯子鑑賞に満足しこの日を終えた、訳ではなく、ホテルに戻りさらにDVDで「ロスト・バケーション」<The Shallows>(2016/アメリカ 監督:ジャウム・コレット=セラ 主演:ブレイク・ライブリー)を観た。
内容は1匹の鮫に狙われ追い詰められた1人の女性とその鮫との死闘が描かれている。評価は○。鮫映画には駄作が多いのだが、久方ぶりにこのジャンルに○がついた。恐怖に飲み込まれないよう自分を鼓舞する主人公がいれば、もう生きることを断念して死を覚悟する主人公、甘かった判断を後悔する主人公など、1人の女性の深層心理が鮮やかに描かれていたことが単なるパニック作品にならなかった理由だろう。この鮫ジャンルが好きな方にはお勧めの1本だ。