2018.09.23
「ア・シンプル・フェイバー」
<A SIMPLE FAVOR>
2018/アメリカ
監督:ポール・フェイグ
主演:アナ・ケンドリック
ブレイク・ライブリー
庶民的でチャーミングな印象のアナ・ケンドリックの最新作は○だった。
概要は、彼女のママ友であり親友でもあるエミリーが失踪したことから、彼女はその不審な死の調査を独自に開始する。お人よしな持ち前のおとぼけ感と大胆さを発揮し謎を解き事件を解決するという作品。
美人で、かつ、かわいいと思えば、シリアスな面も持っている彼女の演技の幅は広い。これまでに観た彼女の○作品は、「最高の家族の見つけかた」「ザ・コンサルタント」「マイレージ、マイライフ」。
常識に囚われずどこか破天荒で天真爛漫な彼女の笑顔はとてもキュートで愛らしい。今後の作品が楽しみだ。
「THE PROMISE」
2016/タイ
監督:ソーポン・サックダーピシット
主演:ナムティップ
ジョンラチャタウィ ブーン
タイのホラー映画を観たのだが、どちらかと言うと感動系のジャンルだった。
高校生二人が一緒に自殺することを約束するがもう一人の少女はそれを守れなかった。
月日が経ち生き残った少女は高校生の女の子の母親になっていた。あることで飛び降り自殺の現場に行った少女は携帯を広い自宅に持ち帰る。それからおかしなことが起き続けていく。その原因は飛び降り自殺した少女の怨念だった。
生き残り今では母親になっている彼女と、亡くなった友人である霊との駆け引きが強弱を伴い展開されていく。
タイの典型的なホラー物やお化け物なのかと観たらそうではなかった。この作品なら日本でもそこそこの評価を得るのではないだろうか。
テーマは母と娘の愛なのだが、その愛を描くために怨念・幽霊を題材とし作品化しているので、愛というテーマが一味違った印象の作品になっている。娘に悲劇は起きるものの、最後は母の愛が勝つ。このような幽霊物でこの愛と言うテーマは結構斬新なアイデアかも知れない。