2018.10.28 

 

頭を使わない映画を続けて観るのもたまにはいい。このようなコンセプトに当てはまる作品にはアクション系とCGバリバリ作品がある。

 

 SARAH サラGUARDIAN

 

 2014/インドネシア

 監督:ヘルフィ・カルディット

 主演:ドミニク・ディヨセ

        サラ・サンガン・カーター

 

<概要 amazon> 

武術インストラクターのサラは、夫を亡くし、娘・マルシャ(べリンダ・カメシ)に格闘技を教えながら二人で暮らしていた。 

しかし、ある日突然何者かに家を襲撃され、命からがら脱出する。 

実はマルシャとサラは、脱獄囚パキタと、政治家のオスカーの両方に狙われていたのだった。サラとマルシャが追われる理由とは…?

そして次々と襲いかかってくる敵からサラはマルシャを護ることができるのか―。 

 

悪漢に襲われ戦う母と娘の強いこと強いこと。こういう作品に信憑性の有無を説いてはいけない。とにかく戦闘シーンは激しい銃激戦が5分以上も続き、素手での戦いへとさらに続いていく。最後は少しだけホロッとさせられる。騒がしい戦闘シーンから静寂への展開がこのラストを盛り上げていた。  

 

 

REVENGE リベンジREVENGE

 

2017/フランス 

監督:コラリー・ファルジャ 

主演:マチルダ・ルッツ

        ケビン・ヤンセンス        

 

<概要 amazon> 

ヤングセレブのリチャードと不倫関係にあるジェニファーは、彼の豪華な別荘を訪れる。2人だけの甘い休日のはずだったが、リチャードの狩猟仲間のスタンとディミトリが現れたところから、不穏な空気が漂い始める。セクシーなジェニファーの体に、欲情が暴走したスタンは、ジェニファーに襲い掛かる。そして、汚れた体を震わせ助けを求めるジェニファーを、男たちは口封じのために崖から突き落とすのだった 

 

  崖から落ち木が体を貫通し、あ~絶滅か、と思いきや主人公は不死身だった。その体で男たち3人を追い詰める。グロイシーンが比較的多く主人公の怒りを映像が代弁しており、女性監督ならではの怒りの表現だった。ラストはこの手の映画なので、やったね!B級作品だが見ごたえは十分だった。 

 

 

 ヴェノム」<VENOM

 

2018/アメリカ

監督:ルーベン・フライシャ 

主演:トム・ハーディ

        ミシェル・ウィリアムズ 

 

<オフィシャルサイト> 

敏腕記者エディ・ブロックは、人体実験で死者をだしているという<ライフ財団>の真相を追う中、ある“最悪な”ものを発見し、接触してしまう。それは<シンビオート>と呼ばれる地球外生命体だった。この意思を持った生命体との接触により、エディの体は寄生され、その声が聞こえるようになる。「一つになれば、俺たちはなんだってできる」とシンビオートはエディの体を蝕み、一体化し、ヴェノムとして名乗りを上げる。ヴェノムはそのグロテスクな体で容赦なく人を襲い、そして喰らう。相手を恐怖に陥れ、目玉、肺、そしてすい臓…体のどの部位も喰い尽くす。エディは自分自身をコントロールできなくなる危機感を覚える一方、少しずつその力に魅了されていく――。 

 

 ご存知マーベルコミックものなのでCGの出来はピカイチ。また、このヴェノム、悪役なのだが良い者でもある作りになっているところも受けるひとつだろう。ヴェノムになるまでの過程も丁寧に描かれているので作品は非常にわかりやすく極上のエンターテイメントに仕上がっている。内容を知らずに見ても十分楽しめる作品だ。