2019.12.01

 THE REWRITE

 

 Re:LIFE~リライフ~

 

 2018・アメリカ 

監督:マーク・ローレンス 

主演:ヒュー・グラント/マリサ・トメイ   

 

<作品概要 amazon 

アカデミー賞脚本賞に輝き、一夜で名声を手に入れたキース・マイケルズ(ヒュー・グラント)。しかし、それから15年もの間、全くヒット作に恵まれない。 

妻にも逃げられ、一人息子とも会えず、遂には電気すら止められてしまう。彼は仕方なく、エージェントから紹介された、NY北部の田舎町ビンガムトン大学のシナリオコースの講師を引き受ける。 

懇親会では酔っ払って女性教授ウェルドン(アリソン・ジャネイ)に暴言を吐き、学生は好みのタイプの女学生カレン(ベラ・ヒースコート)たちを選ぶなど、やりたい放題。再三大学の学科長のラーナー(JK・シモンズ)に忠告を受ける始末。だが、娘を育てながら復学をしたシングルマザーのホリー(マリサ・トメイ)を筆頭に、生徒たちは真剣。そんな心から映画を愛する彼らの情熱に触れるにつれ、キースの心の中でも何かが変わり始める──。 

人とのつながりで学んだ最も大切な人生のシナリオとは・・・ 

 

ヒュー・グラントはどちらかというとシャイな男性で恋愛には疎いが、なんかいい人的に描かれる役柄が多く、また、はまっている。この設定での彼の作品は僕にとり安心してカジュアルに観ることができるとても都合のいいものになっている。 

 今回の作品では、これまでのキャラクターとは違い、女性には大胆で恋愛にも長けており、しかも、鼻持ちならない、いわゆる、嫌な感じのヤツとして前半登場する。しかし、後半からは、いつものいいひと的な彼に変わっていく。 

 脚本は個々の登場人物を足取り軽くテンポよく動かしていくので、僕を飽きさせることはない。また、年齢を重ねているマリサ・トメイも素敵な女性に描かれているのもいい。

 

ビールを飲みながらお気楽に観ることができたこの作品は、僕をさらに元気にさせいい気分に浸らせてくれた。出会いって、本当にいいものだな~、と。これまで多くの人と出会い今も交流が続いている友人たちの顔を思い出しながら飲んだその日のビールの味は、なんだかいつより美味しく思えた。