2021.04.18

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ

THE FOUNDER

 

2016/アメリカ

監督:ジョン・リー・ハンコック

主演:   マイケル・キートン

 

<概略 amazon

1954年アメリカ。52歳のレイ・クロックは、シェイクミキサーのセールスマンとして中西部を回っていた。ある日、ドライブインレストランから8台ものオーダーが入る。

どんな店なのか興味を抱き向かうと、そこにはディック&マック兄弟が経営するハンバーガー店<マクドナルド>があった。

合理的な流れ作業の“スピード・サービス・システム"や、コスト削減・高品質という革新的なコンセプトに勝機を見出したレイは、壮大なフランチャイズビジネスを思いつき、兄弟を説得し、契約を交わす。次々にフランチャイズ化を成功させていくが、利益を追求するレイと、兄弟との関係は急速に悪化。やがてレイは、自分だけのハンバーガー帝国を創るために、兄弟との全面対決へと突き進んでいくーー。

 

 この作品を観たら、マクドナルドの印象が昨日よりも悪くなった、という方も少なくないのではないだろうか。

 全ての人には当てはまらないが、ビジネスで大成功するためには、レイ・クロックのような行動力と灰汁の強さ、ごり押し力、鈍感力、自身への自信力、そして、揺るがない目標への大きな執着力と執念が必要なのだろう。

 この作品を観てしまうと、彼の偉大さや素晴らしさは全く感じることができず、嫌らしさばかりが目についてしまう。実際の人物評価はどうだったのだろうか。気になるところだ。日本では『成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝 世界一、億万長者を生んだ男マクドナルド創業者』のタイトルで彼の自伝を読むことができるので、いずれ読みたいと思う。