2022年6月11日
「モンストラム 消失世界」
<MONSTER>
2019・中国
監督:ダイ・ジンルアン
主演:ユエンヤン・スー
<概要 amazon>
街を走る通勤バスが、トンネルの中で消失した。車内では乗員乗客すべての人間が失神。彼らが目を覚ますと、そこは荒涼とした砂漠のど真ん中。おまけに彼らは記憶を失っており、混乱は増すばかりだ。
パニックに陥った彼らはバスの外に逃げ出すが、今度は砂嵐が彼らを襲う。しかも、その砂嵐に巻き込まれた人間の身体はバラバラに! 生き残ったのは5人の男と1人の少女。
更に、砂漠に蠢く何かが、彼らをじっとみつめていた・・・。
内容を知らずタイトルのみで観た作品だったが、十分楽しめた。
作品の舞台は独特の世界観がある異次元の砂漠地帯。いわくつき、かつ、少女を守ろうとする5人の乗客たちは、それぞれが主人公と呼べる役割と活躍をする。この設定は何となく面白さを予感させた。一方で、登場する怪物はどこかで見たような怪物で新鮮さはゼロだった。
話が進んでいくうちに、5人の乗客の背景がわかっくる。それぞれが少女を守るために命を懸けて怪物と戦うシーンには、ウルッとさせられた。
この作品を観た後に2020年に制作された、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の「映画 モンスターハンター」を観たのだが、舞台設定に関しては、モンストラムは、モンスターハンターにインスパイアーされたのだろうか、と思えるほど似ていた。
ちなみにこの作品は、異次元の砂漠地帯が舞台だが、乗客と少女が過ごしていた場所はバスの中だった。つまり、この作品も、またまたシチュエーションスリラー作品だった。