2023.12.09
「非常宣言」
<EMERGENCY DECLARATION>
2022・韓国
監督:ハン・ジェリム
主演:ソン・ガンホ、イ・ビョンホン
<概要 オフィシャルサイト>
娘とハワイへ向かう飛行機恐怖症のジェヒョク(イ・ビョンホン)は、空港で執拗にふたりにつきまとう謎の若い男(イム・シワン)が、同じ便に搭乗したことを知り不安がよぎる。KI501便はハワイに向け飛び立つが、離陸後間もなくして、1人の乗客男性が死亡。直後に、次々と乗客が原因不明で死亡し、機内は恐怖とパニックの渦に包まれていく。一方、地上では、妻とのハワイ旅行をキャンセルしたベテラン刑事のク・イノ(ソン・ガンホ)が警察署にいた。飛行機へのバイオテロの犯行予告動画がアップされ、捜査を開始するが、その飛行機は妻が搭乗した便だったことを知る。また、テロの知らせを受けた国土交通大臣のスッキ(チョン・ドヨン)は、緊急着陸のために国内外に交渉を開始する。副操縦士のヒョンス(キム・ナムギル)は、乗客の命を守るため奮闘するが、飛行を続けるタイムリミットが迫り、「非常宣言」を発動。しかし、機体はついに操縦不能となり、地上へと急降下していく。
見えないウイルスによる恐怖と、墜落の恐怖。高度28,000フィート上空の愛する人を救う方法はあるのか—?!
【非常事態宣言】
飛行機が危機に直面し、通常の飛行が困難になったとき、パイロットが不時着を要請すること “これ”が布告された航空機には優先権が与えられ他のどの航空機より先に着陸でき、いかなる命令を排除できるため、航空運行における戒厳令の布告に値する
飛行機関連映画は当たり外れが多いが、この作品は大当たり。
犯人は早々と死んでしまうのだが、そこからの展開は「「パンドラ・クロック/人類滅亡へのフライト」に似ている。
機内はウイルスに汚染され、かつ、抗ウイルス薬もないことから、KI501便はいたるところで着陸を拒否される。その状況を知った乗客が、地上の人々を想い自己犠牲の決断をする場面は、僕に「ユナイテッド93」を思い出させ目頭が熱くなった。
作品としては、テロリストとの攻防、感染機内の人間模様、地上で奔走する刑事の真摯な姿、政府の対応、地上の人々の身勝手さが非常にうまく描かれており、全体として僕にはとても評価の高い作品となった。
ちなみに僕の飛行機・空港関連お勧め作品は以下。
「パンドラ・クロック/人類滅亡へのフライト」
「スカイ・クラッシュ」
「パリ空港の人々」
「フライト・クルー」
「ラブ・アクチュアリー」
「乱気流」
「エアポート2012」
「エアポート75」
「エアポート'77/バミューダからの脱出」
「エアポート'98」
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」
「コンエアー 」
「狂っちゃいないぜ」
「偶然の恋人」
「ジョン・ジョン・イン・ザ・スカイ」
「エアフォース・ワン 」
「エアポート トルネードチェイサー」
「エアポート’80」
「エアポート'04」
「エアポート2000」
「エアポート2001」
「エアポート2010」
「エアポート2011」
「ダイ・ハード2 」
「チャーリーとパパの飛行機」
「ハッピー・フライト」
「フライト・ゲーム 」
「パニック・フライト 」
「ファイナル・デスティネーション」
「ファイヤー・アンド・レイン」
「フライト 」
「フライト・オブ・フェニックス」
「フライト8714」
「フライトプラン」
「フライボーイズ」
「ラストフライト」
「メンフィス・ベル 」
「ユナイテッド93 」
「ライトスタッフ」
「ローラーコースター」
「運命のデルタ航空191便」
「大空港」
「爆発感染 レベル5」
「不時着」
「乱気流/グランド・コントロール」