2011年4月26日
今回は寝そべりながらお気楽気分で観た作品を取り上げる。
「ウェディング・シンガー」
<THE WEDDING SINGER>
1998/アメリカ
監督:フランク・コラチ
主演:ドリュー・バリモア/アダム・サンドラー
この二人が揃えば、楽しめる作品になるのは当たり前。以前にも書いたが、ドリュー・バリモアの控えめな性格で自分に自信が持てない女性の役は彼女の十八番芸で、今回もどんぴしゃり。サタデー・ナイト・ライブ出身コメディアンのアダム・サンドラーも、ユーモアと優しさを持つ好青年として登場し、あのどことなく憎めないぼけ顔で本領発揮というところ。
作品は、結婚式を盛り上げるウェディング・シンガーのロビーと、そこで働くウェイトレス、ジュリアの出会いから始まる。数日後、ロビーの結婚式当日、婚約者は現れず自暴自棄に。一方、ジュリアも婚約者がいるのだが、その彼は彼女を愛しているものの遊び人で陰では彼女を裏切っている。それぞれに悩みを抱える二人は、いつしか相談相手から恋人に、そして結婚へというストーリーだ。
飛行機の中で、ロビーが乗客乗員を味方につけジュリアにプロポーズするシーンがあるのだが、優しさと愛情、そしてユーモアに溢れたロマンチックなシーンだった。あのような演出をされたら、どんな女性でも感動1000%に違いない。
「ノット・ア・ガール」<CROSSROADS>
2002/アメリカ
監督:タムラ・デイヴィス
主演:ブリトニー・スピアーズ/ダン・エイクロイド
この作品はブリトニー・スピアーズの初主演作品で、幼友達3人のロード・ムービーだ。
小学生のとき彼女たち3人は、タイプカプセルを埋める。掘り出すのは高校卒業の日と約束していた。タイプカプセルを埋めてからは疎遠な状態が続いていたが、みんな約束は忘れていなかった。
両親の離婚後、父に育てられ医大進学が決まった父に従順なルーシー、妊娠中で歌手になりたいミミ、遠距離恋愛中の婚約者がいるキット。この3人によるニューオリンズからロスまでの自分探しの旅は、ミミの「新人歌手のオーディションのためにロスへ行くから一緒に行こう」という一言から始まった。そして、出発当日、ミュージシャンを目指しているミミの友人の男性がドライバーとして加わる。
彼女たちはそれぞれが抱えている問題に向き合いながら、過ぎ去った時間と友情を取り戻し、それぞれが新しい自分の道へと進んでいく。
始まりから終わりまで、まさに典型的なロード・ムービーなのだが、だからこそ、僕は安心して観ることができた。最後にハッピーエンドを迎える確率が非常に高いのがロード・ムービーだ。しかし、ハッピーエンドに辿りつくまでの道筋が平坦でないのもまた、ロード・ムービーだ。山あり谷あり、そしていくつもの人生が描かれるロード・ムービーは、やはり僕好みなのだ。
「マチネー 土曜の午後はキッスで始まる」<MATINEE>
2008/アメリカ
監督:ジョー・ダンテ
主演:サイモン・フェントン/オムリ・カッツ
作品舞台は1962年、キューバ危機に揺れるキー・ウエストのある町にある映画館だ。そこで上映される「マント/恐怖の原子蟻人間」という、劇場そのものに新たな試みが加えられたこの作品が上映されながら、主人公のワンパートである少年と少女のリトルロマンス的な初恋や、映画館で起こるしっかりしたドダバタ劇がテンポよく描かれる。
しかし、なによりも素晴らしいのが、この映画館で上映される映画、「マント/恐怖の原子蟻人間」だ。マントとは、manとantの合成語なのだが、上映される作品は実にきちんと創られている。一本の作品として、まじめにこの作品を完成させたら、「蝿男の恐怖」<THE
FLY>(1958/アメリカ)や「マタンゴ」(1963/日本)のような、とても完成度の高い作品になるのでは、と思えるほどの出来映えだった。
ちなみに、ジョー・ダンテ監督作品(TV含む)は、下記のとおりだ。
「マント/恐怖の原子蟻人間」のような作品を登場させるのは彼にとっては朝飯前といったところだろう。
青は僕が観た作品で、かつ、○評価の作品になる。
CSI:ニューヨーク4
デス・ルーム
男が女を殺すとき
ゾンビの帰郷
ルーニー・テューンズ:バック・イン・アクション
ナイトビジョン
オシリス・クロニクル
スモール・ソルジャーズ
セカンドインパクト
グレムリン2/新・種・誕・生
メイフィールドの怪人たち
新・世にも不思議なアメージング・ストーリー2
アメリカン・パロディ・シアター
インナースペース
新トワイライト・ゾーン
世にも不思議なアメージング・ストーリー3
エクスプロラーズ
グレムリン
トワイライトゾーン/超次元の体験
フライング・コップ
ハウリング
ピラニア
ハリウッド・ブルバード