2012年5月28日
ここ数日で観た複数の○作品を取り上げる。
「マチェーテ」<MACHETE>
2010/アメリカ
監督:イーサン・マニキス/ロバート・ロドリゲス
主演:ダニー・トレホ/ジェシカ・アルバ/ロバート・デ・ニーロ/スティーヴン・セガール
どう見ても悪人顔100%の元連邦捜査官(マチューテ)のバイオレンスアクションもの。悪人顔のマチューテが正義100%を完遂するのが見所で実にスカッとする。
「きみがくれた未来」
<CHARLIE ST. CLOUD>
2010/アメリカ
監督:バー・スティアーズ
主演:ザック・エフロン/アマンダ・クルー
弟を亡くした罪の意識と未来への希望との狭間で揺れ動く青年が、新たな愛の出会いを機に進むべき人生を見出していく姿を描いたゴースト&ファンタジー的な作品。苦悩してきた青年が幸せを掴むというよくあるお話ではあるのだが、ゴーストの要素をいれたことで趣のあるお話に仕上がっている。
「トレマーズ2」<TREMORS II: AFTERSHOCKS>
1995/アメリカ
監督:S・S・ウィルソン
主演:フレッド・ウォード/クリストファー・ガーティン
「トレマーズ3」<TREMORS 3: BACK TO PERFECTION>
2001/アメリカ
監督:ブレント・マドック
主演:マイケル・グロス/シャーロット・スチュワート
「トレマーズ4」<TREMORS 4: THE LEGEND BEGINS>
2004/アメリカ
監督:S・S・ウィルソン
主演:マイケル・グロス/サラ・ボッツフォード
いずれの作品も「トレマーズ」の続編。とはいっても人食いモンスターはさらに進化を遂げており、より強敵になっている。いかなる方法で退治するかがみもので、どの作品もよく考えられており、続けて観ても飽きることがないであろう、お気軽娯楽作品だ。
「オーケストラ!」<LE
CONCERT>
2009/フランス
監督:ラデュ・ミヘイレアニュ
主演:アレクセイ・グシュコフ/メラニー・ロラン
名門オーケストラの元天才指揮者が、ひょんなことから昔の仲間を中心にオーケストラを再結成し、かつての栄光を取り戻そうと奮闘する姿をユーモラスに描いた感動音楽ドラマ。
元天才指揮者と美人バイオリニストのある秘密がわかってくる後半、奏でられる音色の美しさは倍加する。
「[リミット]」<BURIED>
2010/スペイン
監督:ロドリゴ・コルテス
主演:ライアン・レイノルズ
イラクで働くアメリカ人トラック運転手のポール・コンロイは、突然何者かの襲撃に遭う。意識を失った彼がつぎに目を覚ました場所は、地中に埋められた棺型の狭い箱の中。手元には、懐中電灯とライター、そして自分のものではない携帯電話。自分がどこにいるかも分からず、さらには刻一刻と酸素がなくなっていく。
映像は棺桶の中のみ。アイデアはもちろん秀逸だ。ただ状況を理解するためには、頭をフル回転させる必要がある。気軽には観ることのできない作品。
「アウェイ・フロム・ハー 君を想う」
<AWAY FROM HER>
2006・カナダ
監督:サラ・ポーリー
主演:ジュリー・クリスティ/ゴードン・ピンセント
認知症に直面した老夫婦の心の葛藤と深い愛を静かに見つめた作品。
認知症の難しいところは、瞬間的に症状の回復が起こりうることだろう。それにより、介護者は患者の回復を喜々として受け入れるのだが、ただその後には、またすぐに悲しい現実が訪れる。
この作品のラストには、とても皮肉な結末が用意されていた。
「俺たちフィギュアスケーター」
<BLADES OF GLORY>
2007/アメリカ
監督:ウィル・スペック
主演:ウィル・フェレル/ジョン・ヘダー
変わり者の男2人が、フィギュア・スケートでの優勝を目指すおバカ作品。久々に笑える作品だった。くだらなさとあり得なさは一級品。
「完全なる報復」
<LAW ABIDING CITIZEN>
2009/アメリカ
監督:F・ゲイリー・グレイ
主演:ジェイミー・フォックス/ジェラルド・バトラー
愛する家族を奪われた主人公が、司法取引によって犯人が極刑を免れたことへの怒りを、犯人ばかりか司法関係者、さらには司法制度そのものへと向け、周到かつ壮絶な復讐劇を展開する戦慄のクライム・サスペンス。
長年にわたり周到に計画された数々の報復劇。その完璧さと方法により、ラストまで一気に魅せられてしまう。この男、すごすぎる。
「戦火の中へ」
<INTO THE FIRE>
2010/韓国
監督:イ・ジェハン
主演:チェ・スンヒョン/クォン・サンウ
71名の学徒兵が、圧倒的な兵力で対峙する北朝鮮軍の猛攻に対して立ち向かい、決死の戦いを繰り広げる。朝鮮戦争時の実話を映画化した戦争ドラマ。
死を覚悟して国を守ろうとする少年たちに悲壮さはない。そこにあるのは闘志のみ。だからこそ、余計に観ている側は辛い。