2007年6月1日

 1980年~1990年代に制作された作品ストックがデスクの脇に300本近くあったのだが、いつのまにか150本を切った。そしてもちろんではあるが、それらの作品の中で今年観た作品一覧には、いくつかの○作品があった。裏を返せば、これらの○作品を過去見逃していたことになる。
 1992年~1998年はタイに赴任していたので仕方ないとしても、この期間を除けば日本で生活をしていた。日本在住時の作品公開当時、なぜそれらの作品を観なかったのだろうか。劇場未公開やビデオ未発売であったとすれば納得もいくのだが。
 では、なぜ?
 ・告知内容を目にはしたものの結果として興味がわかなかったから?
 ・興味はあったものの時間的な問題?
 ・そもそも作品の存在自体を知らなかったから?
 今となっては、記憶を掘り起こすことは難しい。
 これから取り上げるストック○作品は、1984年~1999年の作品になる。メジャーな作品ではないが内容は充実していると思うゆえ、時間があればトライの価値あり。なお、すでにコメントした「ファイヤー・アンド・レイン/運命のデルタ航空191便」「シーフォース/戦艦インディアナポリス出撃」は割愛する。

「ミスター・タンク」<TANK>

1984/アメリカ 

監督:マーヴィン・J・チョムスキー

主演:ジェームズ・ガーナー/C・トーマス・ハウエル 

ジャンル:コメディ/家族 

初老軍曹VS悪徳保安官。自家用戦車で大暴れ
 
「ターク182!」
<TURK 182!>

1985/アメリカ 

監督:ボブ・クラーク 

演:ティモシー・ハットン 

ジャンル:ドラマ/コメディ 

コミカルなアメリカ社会風刺
 
「本日はお日柄も良く/ベッツィの結婚」
<BETSY'S WEDDING>

1990/アメリカ

監督:アラン・アルダ 

主演:モリー・リングウォルド 

ジャンル:ハートフルコメディ 

結婚は家族にとっても一大事
 
「ザ・プレイヤー」<THE PLAYER>

1992/アメリカ 

監督:ロバート・アルトマン 

主演:ティム・ロビンス/ウーピー・ゴールドバーグ/シドニー・ポラック 

ジャンル:サスペンス 

ハリウッドの内幕ものでラストシーンは見事
 
「嵐の中で輝いて」<SHINING THROUGH>

1992/アメリカ 

監督:デヴィッド・セルツァー 

主演:マイケル・ダグラス/メラニー・グリフィス 

ジャンル:ロマンス/サスペンス 

運命的な出会いと危険な任務を描いたラストシーンが素晴らしい大河ドラマ
 
「ブラッド・ピットのヒミツのお願い」<THE FAVOR>

1994/アメリカ 

監督:ドナルド・ペトリ 

主演:ハーレイ・ジェーン・コザック/ビル・プルマン 

ジャンル:ラブコメディ 妻

だって昔を思い出したいときもある
 
「家族狂想曲」<DADDY'S DYIN'...WHO'S GOT THE WILL?>

1995/アメリカ 

監督:ジャック・フィスク 

主演:ボー・ブリッジス 

ジャンル:ハートフルコメディ 

親の遺産をもらうのは4人のうちの誰?そして家族の絆は?
 
「ミストライアル」<MISTRIAL>

1996/アメリカ 

監督:ヘイウッド・グールド

主演:ビル・プルマン 

ジャンル:サスペンス/法廷劇 

警察官の危険な勤務現状や裁判における証拠採用手続き、陪審員制度の問題点をストレートにそしてリアルに描写
 
「マーダー・ライブ 殺人中継」<MURDER LIVE!>

1997/アメリカ 

監督:ロジャー・スポティスウッド 

主演:マージ・ヘルゲンバーガー/デヴィッド・モー 

ジャンル:サスペンス/社会派ドラマ 

TV局のトークショー番組最中、そのスタジオの観客を人質に立てこもった男と交渉人の駆け引き。そしてショービジネスの本質とは?
 
「パーフェクトサークル」<LE CERCLE PARFAIT>

1997/ボスニア・フランス

監督:アデミル・ケノヴィッチ  

主演:ムスタファ・ナダレヴィッチ 

ジャンル:戦争/ヒューマンドラマ 

政情不安の旧ユーゴスラビア。戦禍で生き抜く孤児の兄弟と彼らを手助けする詩人のハムザとの心の触れ合い。そして抑制の効いた戦禍の描写
 
「パルメット」<PALMETTO>

1998/アメリカ 

監督:フォルカー・シュレンドルフ

主演:ウディ・ハレルソン/エリザベス・シュー) 

ジャンル:サスペンス 

罠にはまっていく主人公と妖艶な女性との駆け引きの結末は?
 
「奇人たちの晩餐会」<LE DINER DE CONS>

1998/アメリカ 

監督:フランシス・ヴェベール 

主演:ジャック・ヴィルレ/ティエリー・レルミット 

ジャンル:コメディ 

バカな人間を招待しては仲間で笑い物にするという晩餐会。主催者のブロシャンはギックリ腰で欠席するが、自宅にそのうちの一人がくることで、彼の生活が壊れていく。会話の内容といい、おバカの絶妙なタイミングは見事。ラストは思わず拍手
 
「ミステリー、アラスカ」<MYSTERY, ALASKA>

1999/アメリカ  

監督:ジェイ・ローチ

主演:ラッセル・クロウ/バート・レイノルズ ジ

ャンル:ドラマ/スポーツ 

族に対する愛情やチームメイトとの友情、そして町を愛する純朴な人々をホッケーを通して温かい目で描いた作品。
 

 天井まで積んであったストックの激減が一目瞭然となったので、そろそろいつものビデオ屋に買出しに行く時期がきたようだ。まだまだ観ていない作品は山ほどある。

 ○以上の作品を購入するためには、ビデオケースのパッケージに書かれた監督や主演、ストーリーなどの情報をじっくり読み込む必要がある。2時間はかかるだろう。しかしこの2時間が僕には至福の時間でもある。