2008年9月14日
8月23日、現地時間の午後11時過ぎ、2006年以降訪れていなかったタイに到着。空の玄関口であるスワンナプーム国際空港は、僕ら家族にとって初めてタイで利用する空港となる。この空港の総床面積は563,000㎡で世界一の広さだそうだ。ドンムアンも広いと思っていたが、スワンナプームの広さは際立っていた。ドンムアンの5倍、成田国際空港の約3倍の広さということなので、でかい、と思うのはもっともだろう。スワンナプームは、タイ語では黄金の土地を意味する。
今回の行程は8日間で、訪れた場所は駐在時によく行っていた場所が多く、ノスタルジーに浸りながらも、アクティビティにとんだ8日間となった。パクチと鷹の爪とのコンビネーションによるタイ料理を食べながらの家族との会話も盛り上がり、満足のいく8日間となった。
満足のいく8日間には往復の飛行機で観ることができた5本の映画が入っている。だが5本を観ることができたことが満足という意味で、全作品内容に満足したというものではない。
「カンフー・パンダ」<KUNG FU
PANDA>
「ラスベガスをぶっつぶせ」<21>
「ベガスの恋に勝つルール」<WHAT HAPPENS IN VEGAS>
「88ミニッツ」<88 MINUTES>
「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」<THE CHRONICLES OF NARNIA: PRINCE CASPIAN>
が上映作品だったのだが、一番期待していたアル・パチーノ主演の「88ミニッツ」にはがっかりさせられた。結末は最初から予想がつくもので、最後までどんでん返しもなかった。
いっぽう1作目がつまらなかったのでまったく期待せずに観たのだが、予想に反して楽しめたのはナルニアだった。しかし、「ロード・オブ・ザ・リング」3部作と比較してしまうと、内容、CG、スケール、構想のどの項目についても、まったくナルニアに勝ち目はないというのが僕の評価となった。
キャメロン・ディアス主演の「ベガスの恋に勝つルール」は、彼女の恋愛ものの定番ラブコメディで可もなく不可もなくというところ。「カンフー・パンダ」「ラスベガスをぶっつぶせ」の2本は、他の作品を観たほうがよかったというのが僕の評価。ところが他の上映作品は「アイアンマン」<IRON
MAN>「隠し砦の三悪人」「僕の彼女はサイボーグ」というラインアップだったので、僕にとっては痛し痒しの選択だった。このほかには過去の作品として「ディープ・インパクト」「ビューティフル・マインド」がラインアップされていたが、すでに観ていたため選択の余地はなかった。
とはいいながらも、作品はまず観てみないとその評価は下せないものであるため、なんだかんだいっても観てよかった、というのがやはり結論となる。機内サービスであるビールとワインを飲みながらの鑑賞は、6時間弱の時間つぶしには最高の方法であると同時に、心地よい時間となる。
今回、小さいながらもスクリーンは各座席についていた。従って通路を歩く乗客がスクリーンを遮るようなことはおきない。また、ラインアップの内容は別としても、自分で選択ができる仕組みであったことは、映画好きには嬉しいものだった。来年タイへいくときは、あと1本、つまり計6本は観たいと今から思っている。どんな作品がラインアップされているのか楽しみだ。