23回目 2017.12.23

 

 今年7月から自宅にガードマンを雇うことにした。友人の自宅に泥棒が入り一歩間違えば命の危険が、というできごとがあったからだ。

 彼によれば、寝室の枕元に置いてあった貴重品一式が目覚めたら消えていたというものだった。そして寝室を出ると部屋は荒らされものが散乱していた。侵入経路は窓。その窓には鉄格子が付いているにも関わらずだ。侵入者たちはその鉄格子を切って家に入ったということなので間違いなくプロ集団の犯行だ。

 強盗たちが寝室に侵入したとき彼が目覚めていたら、を考えると恐ろしい。彼はお酒が飲めないので酔って目覚めなかったのではない。噴霧状の睡眠剤を撒かれた可能性が高いようだ。 

 

 そのことがあったため、ガードマンを雇ったというわけだ。

 

 ガードマンは18000600までの勤務が基本だ。とはいえ、実際は1630頃には我が家に来ている。今は7人目になるのだが、彼は実に気が利いていて広い庭の雑草を丹念に刈ってくれたり家の前のドブの草も刈ってくれる。また、ドブのゴミもきれいに片づけてくれる。とても感じよく人がいいラオス人だ。

 彼とはいい関係を築いていてたびたび夕食を提供している。一人分も二人分も作る時間に変わりはない。その夕食はもちろん僕の夕食メニューと同じだ。時にはビールを一緒に飲むこともある。また、隣家ともコミュニケーションがいいので家を任せていても安心だ。

 今彼は日本語に興味を持っていていろいろ僕に尋ねてくる。勉強熱心でノートも日々文字で埋まっていく。 

 

 まさかガードマンを雇うことになるなど考えもしなかったが、彼のおかげで安心して熟睡できる環境になった。ラオスに住んで2年を超えたが、このような経験はできそうでなかなかできるものではないだろうから、この貴重な体験をとことん楽しみたいと思う。 

 

さあ、今日の夕食は何を作ろうかな。

 ここで夕食をとり勉強している。

 

 この踊り場に蚊帳を張り仮眠をとっている。

寒さが厳しいときは寝袋を使用。

 

雑草がきれいに刈られた庭。

裏庭も同様でみごと。