2018.10.07 29 回目

 オーナー家族と釣りに行ってきた。 

パクセーバンファイという場所で我が家から60キロの距離にある。その場所にはオーナーのお姉さん家族がいる。月に1~2回訪れるそうだ。 

7:30我が家に集合し目的地に向かう。僕は場所がわからないのでオーナーの車の後についていく。念のため迷ったときを考え、僕の車にはオーナーの9歳になる長男が同乗した。1時間も走ると田舎の景色になってくる。牛やヤギが我が物顔で道路を占拠している。道路事情はよくなくいたるところで陥没しているため車は上下左右に激しく揺れ速度が出せない。 

1時間半後、オーナーのお姉さん宅に到着。 

家族を紹介されしばし歓談後、再度乗車し5分のところにある釣り場に向かう。見ると船が数隻係留されている。そのうちの1隻に乗り込み準備をする。別の船にはすでに地元の人たちが乗り込み釣りをしていた。9時半の時点で20匹を釣り上げていた。 

そのうち僕たちにもあたりが出始め釣れ始める。11時半には小休止で釣った魚を焼きカオニャオと一緒に食べた。僕はメコン川の水質を考えここで捕れた魚は食べないのだが、今回は状況からしてそういうわけにもいかず地元の人たちといただいた。日差しは強く34度だが乗船しているので直射日光にあたることはない。また風もあったためそんなに暑さは感じなかった。 

 午後2時半過ぎ、僕のリールのドラグがけたたましく鳴り糸を出していった。その音で魚のおおよその大きさがわかる。何度か竿を持っていかれそうになりながら釣り上げた。55センチ、おおよそ2.5キロだった。ほぼ予想の型だった。ここでは魚の種類に限らず市場で1キロ2000kip(約27円)で売れるらしいが、その日釣った魚はオーナーが持ち帰ることにした。

 15時半には納竿し家に戻り、16時にはサワナケートへ向け車を走らした。長男は気持ちよさそうに熟睡していた。自宅には18時前には到着しオーナーが55センチの魚を僕に渡そうとしたが丁重にお断りした。水質のことは言えないため楽しい一日のお礼ということにした。帰宅後、洗濯をし夕食の支度を終えた頃、オーナーがやってきた。今日釣った魚を料理してわざわざ持ってきてくれた。その日の僕の夕食は牛ステーキだったので、そこに魚が加わり贅沢な食卓となった。ちなみに、魚は蒸して焼いたものだった。折角の気遣いを無にすることができないためその魚はいただいた。塩味で普通に美味しかったのだが水質がよければさらに美味しく食べることができたはずなのだが。