19回目 2017.07.01

 今回はサワナケートの結婚式を紹介する。

 

 1つ目は自宅での結婚式。自宅で行われた結婚式には2度出席した。

 会社から10人の部下たちと一緒にピックアップトラックで彼らの自宅に向かったのは11時。狭い路地を入っていくと彼女の自宅がある。まずはそこで降り徒歩10分離れた新郎の家に行きおめでとうの挨拶。そして、彼の家族や親せきや村人といっしょに新婦が待つ自宅に向かう。到着までは皆で歌いながら踊りながらその路地を練り歩く。盛り上がらないはずがない。 

彼女の自宅入り口には受付が用意されており、招待客を迎える関係者たちが箱の前に並んでいる。その箱にご祝儀を入れ中庭に入る。簡易テントが張られておりすでに何席ものテーブルに料理が置かれている。 

新郎と新婦が揃うとバーシーでの祝福が長々と続く。招待客はそれを見ながら祝福。バーシーの間、招待客は庭に設置された簡易テントの下で食事をする。 

僕らはここまでの参加だったが、この後は夜中まで延々と宴会が続くのが通常のパターン。

 

2つ目はパーティー会場での結婚式。 

日本の披露宴を想像してもらえばいいのだが、大きな違いは、新郎・新婦や両親、会社関係者、友人を含めて、関係者からのスピーチがないことだ。ただ、ラオスの伝統音楽で親族が踊る場面や集合写真はあった。 

僕が会場に到着したのは1930過ぎ。入り口脇の駐車スペースには車がリボンで包まれ駐車されていた。親からのプレゼントだそうだ。 

会場入り口では新郎新婦が記念写真を撮っていた。受付でご祝儀を箱に入れいよいよ宴席に入る。1000人くらいの席が用意されており、すでに半分以上埋まっている。実に盛大な式だ。少なくとも24時過ぎまで宴会が続くということなので、この日は22時には会場を後にした。ちなみに、22時まで新郎の友人だという人と楽しく飲んで盛り上がることができた。

 

  

個人的には自宅での結婚式のほうが感銘度合いは高かった。いわゆるアットホーム的な雰囲気がそこにあり、それが僕を幸せな気分にさせた。 

式自体に進行表のようなものがないのでメリハリがないところがここサワナケートの結婚式だった。国が違えば習慣が違うのは当然なのだが、日本の結婚式に慣れている僕にとっては、やはりメリハリがあるほうがいいかな、というのが僕の感想。 

 ただ、日本であろうとラオスであろうと共通していたことは、新郎新婦たちの表情がとても輝いて幸せそうだったこと。いつまでもお幸せに!!

 

20回目