21回目 2017.09.17 

 

 今回も番外編になる。

 メコン川が国境になっているサワナケートの真向かいにあるタイ・ムクダハンに行く方法だ。そこに行くには、ラオス・サワナケートとタイ・ムクダハンに架けられている第2友好橋を通る必要がある。この橋は日本のODAで架けられた。そのための第一歩はまずラオスを出国することだ。ちなみに、この友好橋を歩いて渡ることはできない。

 今回は自家用車と国営バスでのサワナケート⇔ムクダハンの行き方を紹介する。曜日は日曜日で一人で行く場合だ。

 

◆往路

 

1.自家用車

      国境超えが可能な時間は6時から22時となっているので、この時間内にラオスイ 

ミグレに行き、そこで出国カードに必要事項を記入する。日本人の感覚だとすべて 

をきちんと記入する必要があると思うのが普通なのだが、全部記載しなくても問 

題なく出国スタンプを押してもらえる。次に、車の通行証スタンプを台帳に押して 

もらうために別の場所に行き、規定料金25,000KIPを払いスタンプを押しても 

らう。そして最後にまた違う場所に移り、通行証のスタンプ欄に係官のサインをも 

らい終了。 

 イミグレを出るとすぐに出国ゲートのような建物があるので、そこで13,000KIP 

を払いいよいよ友好橋へと車を進める。2050メートルの橋を渡りきると、もうそ 

こはタイのイミグレだ。そこで入国審査を受け1枚の通行証をもらい、さらに別の 

場所に行き、もう1枚の車の通行証と台帳にスタンプを押印してもらい完了。これ 

で晴れてタイ・ムクダハンに車で入国だ。ちなみに、タイイミグレでは240バーツ 

の支払いが生じる。 

 

  2. 国営バス 

      サワナケートを発つ朝一番のバスは8時スタートになっているが、実際出発するのは820分くらいだ。バスに乗るためにはチケットが必要のため、イミグレを通過したところにあるチケット売り場で購入する。開くのは8時過ぎだ。50バーツで購入後バスに乗車、そしてタイイミグレに到着し入国審査を受け無事入国だ。 

      

     ちなみに、番外編としてバスも乗用車も使わない手段がある。それは、あるホテル専用のワゴン車に乗ることだ。午前8時前の時間なら50バーツ払えば交渉しだいで乗せてくれる。8時の国営バス発車時刻を待つのが嫌なので、早くイミグレに行くときはこのワゴンに毎回便乗することにしている。

     さらに別の方法としては、ヒッチハイクがある。ラオスのイミグレで止まっている車に声をかける。3台に声をかけてだめなら諦める、というのが僕のルール。前回は3台目でOKしてくれる親切なラオス人に出会いラッキーだった。

◆復路 

 

  1.自家用車 

 40バーツを払いタイイミグレで出国審査。このときに往路でもらった通行証の1枚を提出。入国スタンプをもらった後、もう1枚の通行証を別の場所に提出する。これで友好橋を渡ることができるのだが、友好橋に向かう途中にゲートがあるのでそこで50バーツを支払う必要がある。 

     ラオスイミグレ到着後は、入国審査の後、車の台帳にスタンプを押してもらう場所へ行き、その後、別の場所で係官にサインをもらい車での入国手続きが完了する。 

 

2.国営バス 

 タイイミグレ到着後、出国審査を済ませバスのチケットを50バーツで購入する。  

あとは1時間に1本のバスがくるのを待つ。バス乗車後はラオスイミグレで入国 

審査を受け無事ラオスに入国。 

 

 初めて国境越えをしたときは訳がわからないほど複雑に思えたが、すでに80回以

これをやっているので今ではなんでもない。人間は学習する動物なんだな~、と改め

思った。

 

22回目