2011年12月30日

 今年観た作品本数は、12月30日現在で667本(◎3本、○417本、△104品、x143本)となっており、3本の◎作品は下記の通り。 


スカイ・クラッシュ
<CRASHPOINT - 90 MINUTEN BIS ZUM ABSTURZ>(2009/ドイツ)
「グラディエーター」

<GLADIATOR>(2000/アメリカ)
「とかげの可愛い嘘」

<DOMABAM>(2006/韓国)

 

グラディエーターは11年前に制作された作品で、なぜかまだ観ていなかった。

アカデミー賞では、作品賞、主演男優賞、衣装デザイン賞、視覚効果賞、音響賞をものにしている。迫力のある巨大コロシアムや剣闘シーンはCGだが、視覚効果賞、音響賞を取ったのもうなずける。主演のラッセル・クロウは相変わらず実に渋く抑えた演技で正義を貫いていた。

 

とかげの可愛い嘘」は韓国映画だが、泣かせるつぼを完璧に押さえている作品だった。
主人公のアリがなぜ黄色いレインコートを着ていたのか?
なぜ友達や周囲の人たちに自分に触ると呪いが移ると言っていたのか?
これらの疑問は、後半でいっきに明らかにされる。
オチが読めてしまうシナリオではあるのだが、そのことが作品の価値を下げることはまったくなかった。

 

韓国映画は、この作品のように高い確率でオチが読めてしまうものが多いのだが、それでも泣かされるのは、主人公たちの互いに相手を思いやるピュアな心や一途さが描かれており、その彼らの姿や台詞が琴線に触れるからだろう。

この系統にある今年僕が観た韓国作品には、


「過速スキャンダル」
「美術館の隣の動物園」
エンジェル・スノー
光州5.18
フライ・ダディ
「私のちいさなピアニスト」
「My Son あふれる想い」
「ノートに眠った願いごと」
「まぶしい日に」
「Sad Movie サッド・ムービー」
僕が9歳だったころ
「ファミリー」
「あなたは遠いところに」
「私たちの幸せな時間」
「天国からのメッセージ」
「手紙」
「クライング・フィスト」
「最後の贈り物」
があり、いずれの作品も○に値するいい作品だった。

今年のコラムでは触れていないが、感動系の作品は数多くあった。

「ムルデカ 17805」
「安息の地」<RESTING PLACE>
「ポビーとディンガン」<OPAL DREAM>
「エバーラスティング 時をさまようタック」<TUCK EVERLASTING>
「微笑みに出逢う街角」<BETWEEN STRANGERS>
「フライド・グリーン・トマト」<FRIED GREEN TOMATOES>
「ママの遺したラヴソング」<A LOVE SONG FOR BOBBY LONG>
「MY FATHER マイ・ファーザー」<MY FATHER, RUA ALGUEM 5555>
「希望の翼 最後に帰る場所」<HOME FIRES BURNING>
「白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々」
<SOPHIE SCHOLL - DIE LETZTEN TAGE>
「きいてほしいの、あたしのこと ウィン・ディキシーのいた夏」
<BECAUSE OF WINN-DIXIE>
「ゼリーと私」<ZELLY & ME>
「シャンプー台のむこうに」<BLOW DRY>
「ラブ・ダイアリーズ」<DEFINITELY, MAYBE>
「タイム・トラベラー 戦場に舞い降りた少年」<AN ANGEL FOR MAY>
「あなたになら言える秘密のこと」<LA VIDA SECRETA DE LAS PALABRAS>
「私の中のあなた」<MY SISTER'S KEEPER>
「レールズ&タイズ」<RAILS & TIES>
「縞模様のパジャマの少年」<THE BOY IN THE STRIPED PYJAMAS>
「みなさん、さようなら」<LES INVASIONS BARBARES>

 

今年のコラムで触れた作品

パンドラ・クロック/人類滅亡へのフライト
ブラインド・ヒル
ウェイヴ
es[エス]」
夜更かし羊が寝る前に ~君を捜しに行くまでの物語~
ミッシング ~消された記憶~
Dear フランキー
ウェディング・シンガー
ノット・ア・ガール
マチネー 土曜の午後はキッスで始まる
フリーダム・ライターズ
アンバーアラート
クランク家のちょっと素敵なクリスマス
ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式
ダメージ
スパイ大作戦
バレンタインデー

 

1977年~2011年に観た総作品数は6579本(◎123本、○3440本、△1449本、x1567本)になった。
2012年、◎作品との出会いを楽しみにしたい。