2014.12.30
12月30日時点で、海外TVドラマを含め467本を観ている。TVドラマを除いた本数は203本で、評価の内訳は、◎2本、○67本、△40本、×95本と、×の作品が多かった。これまで観た累計本数は、8,086作品になっている。
今年のコラムで取り上げた作品は、下記の11本。
「おとなのけんか」<CARNAGE>
「ミケランジェロの暗号」<MEIN BESTER FEIND>
「センチメンタル・アドベンチャー」 <HONKYTONK MAN>
「ハサミを持って突っ走る」 <RUNNING WITH SCISSORS>
「星の旅人たち」<THE WAY>
「ハロー!?ゴースト」<HELLO GHOST>
「サニー 永遠の仲間たち」<SUNNY>
「砂漠でサーモン・フィッシング」 <SALMON FISHING IN THE YEMEN>
「ウェイバック-脱出6500km-」 <THE WAY BACK>
「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」 <THE EXPENDABLES 3>
「君と歩く世界」<DE ROUILLE ET D'OS>
コラムでは取り上げなかったが、お勧めできる数本の○作品を取り上げる。
「ロボット」<ENDHIRAN>(2010/インド)
CG画像が今でも目にも焼き付いているほどの奇想天外な映像を見せてくれた。文句なしのエンターテインメント作品だった。
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天才科学者バシー博士が生み出した、二足歩行型の高性能ロボット、チッティ。
あらゆる知識を吸収して応用するスキルを備えたそれは、人類の未来を切り開く偉大な発明となるはずだった。しかし、人間の感情をも理解するようプログラムされたチッティは、バシー博士の恋人サナを恋愛対象として認識し始める。
しかしサナはきっぱりと、これを拒絶。失意のチッティは、悪徳理工学者の手によって殺人兵器に変身してしまう。冷酷なターミネーターと化し、街をパニックに陥れるチッティ。世界的な危機をも引き起こしかねない、この暴走パニックを止める術はあるのか! ?
「ビッグ・ボーイズ あわせの鳥を探して」
<THE BIG YEAR>(2010/アメリカ)
ジャック・ブラックとスティーヴ・マーティンが見せてくれる相変わらずのおとぼけは、観ていて飽きることがなかった。また、ホロリとさせてくれるシナリオは、この二人の作品のお決まりでもある。安心して時間を使うことができた作品だった。
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離婚を経験し、36歳になった今でも実家暮らしのブラッド。仕事放棄気味の大企業の社長スチュー。何度目かの結婚生活も倦怠期中のボスティック。バード・ウォッチングというニッチな趣味を持つ3人は、家族や会社を投げ出して、1年でいかに多くの鳥を目撃したかを競う大会「ビッグイヤー」に参加することを決意する。だがそれは、お互いを出し抜こうと騙し合い、蹴落とし合う、あまりにも大人げない戦いの始まりだった……。
「ゴールデンスランバー」(2010/日本)
2008年の本屋大賞・山本周五郎賞受賞作品で、伏線が結末に向かい完璧すぎるほどきれいに絡みついてくる構成は、とにかく、お見事!!の一言だった。
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なぜ! 誰が! 何のために! 首相暗殺犯に仕立てられた無実の男の大逃亡劇。絶望の逃亡者を誰が救えるのか…。
「ヘルプ ~心がつなぐストーリー~」
<THE HELP>(2011/アメリカ)
さすが全米ベストセラー作品。作家志望の若い白人女性とメイドの黒人女性たちとの友情の結晶は、高慢ちきな白人奥様達をネタにした秘密満載の本だった。黒人たちの勇気とユーモアに拍手だ。
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1960年代のアメリカ南部。大学から故郷に戻った作家志望のスキーター(エマ・ストーン)は、“ヘルプ"と呼ばれる黒人メイドを差別する白人上流社会に疑問を抱き、メイドのエイビリーン(ヴィオラ・デイヴィス)に取材を申し込む。初めは頑なに断るが、親友のメイド、ミニー(オクタヴィア・スペンサー)を巡るある事件をきっかけに、重い口を開きはじめるエイビリーン。社会からの報復を恐れながらもスキーターの執筆に協力する彼女たちの“心の声"は、やがて一冊の本となり世の中に驚くべき変革をもたらすことに―。
「ドリームハウス」<DEAM HOUSE>(2011/アメリカ)
“あの作品”のエッセンス満載、という作品だったが十分堪能できた。主人公のダニエル・クレイグの抱えた記憶の闇が、時間の経過とともに明らかになり、一気にラストへ。そして、切なさが残った。
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購入したばかりのマイホームで小説を書きながら、 美しい妻と二人の娘たちとともに人生を過ごすことを決意したウィル・エイテンテン。しかし、会社を辞め、平穏で幸せな生活を築いていこうとした矢先、一家に不幸が訪れる。 娘が幽霊らしきものを見たとおびえたり、謎の男が自宅を覗きこんでいたり、 自宅の地下に侵入した少年少女たちが怪しげなミサを行っていたり…。
違和感をおぼえる奇怪な出来事が相次ぐのだった。そしてその原因は、5年前に起きた殺人事件にあることが判明。なんと、かつてこの家では、母子3人が虐殺、父親は重症という壮絶な事件が起きていたのだ。 殺人事件の犯人がまだ捕まっていないという事実を知ったウィルは、家族を守るため事件の調査を始める。しかし、そこに待ち受けていたのは想像を絶する衝撃の事実だった―。
この他にも、
「あの日 あの時 愛の記憶」<DIE VERLORENE ZEIT>(2011/アメリカ)
「それでも、愛してる」<THE BEAVER>(2009/アメリカ)
「声をかくす人」<THE CONSPIRATOR>(2011/アメリカ)
「くちづけ」(2013/日本)
などなど、いい作品に出会えることができた。
2014年もあと1日となったが、今日、明日の2日で、数本は観ようと思っている。果たして、それらの作品は、◎になるのだろうか、楽しみだ。